【貸し農園】とう立ちする前に野菜を収穫する理由を解説。自然の循環はおもしろい。

貸し農園

だいこんの様子を見たら一番大きい物の葉に花が咲きそうな気配があったので収穫しました。

野菜から花を咲かせる茎が伸びるのを、とう立ちといいます。

とう立ちすると味が落ちるものが多いので、その前に収穫します。

最近は土作り、土壌、微生物などに興味が湧いてきたので、本やYouTubeで楽しんで勉強中です。

自分なりに納得できるかたちで少しずつ畑に取り入れたいと思います。

とう立ちとは

だいこんの葉にうっすらと花が咲く元のようなものが出てきたので、早急に収穫しました。

花を咲かす=とう立ちする、と言います。

植物には

  • 栄養成長
  • 生殖成長

2種類の成長の仕方があります。

とう立ちは、花を咲かせ、子孫を残す「生殖成長」が始まったことを意味しています。

この二つの成長が同時進行で進んでいく場合と順番に進んでいく場合があります。

順番に進んでいく、つまり栄養成長が始まり、終わったタイミングで生殖成長が始まることを指します。

この場合の多くは、生殖成長が始まると野菜本体の味が落ちてしまいます。

なのでとう立ちが始まる前に収穫する必要が出てくるのです。

冬に収穫したときと比べてだいぶ小ぶりなのは季節外れ、春だいこんではない品種だからなのかもしれません。

小さくても葉っぱは味噌汁に入れたり、チャーハンに混ぜて使えたりと、用途はあるので時期を見てまとめて収穫したいと思います。

抜いた雑草を畑に置いてみた

うねの横に抜いた雑草を置いています。

雑草が枯れて土に吸収されると、微生物が活発になる環境の手助けになるのだとか。

まだ浅い知識なのでしっかりと理解しているわけではありません。

おいおい自分の中で納得できる様々な人からの見識を取り入れつつ、深い知識に落とし込んでいきたいです。

正直まだ実行する段階ではないのかもしれません。

ただタイミング的に、抜いた雑草を持て余していたのでちょうどいい、という理由からゆるいかんじで行っています。

こういう軽いノリで行えるのも家庭菜園のよさであり、おもしろいところです。

失敗したり、上手くいかなくてもそれはそれで糧となります。自分の畑なので実験的に行っていき、本や動画の勉強と並行して進めていきます。

菌ちゃん農法を読破中

少し前から土作りや微生物にがぜん興味が湧いてきました。

たまたま目についた本、菌ちゃん農法を読み始めています。

興味深いところがいくつもあります。

著者の吉田さんが言うには、元気がある野菜にはむしが付かず、むしは元気がない野菜を選んで食べているのだとか。

人間がおいしいと感じる元気な野菜は細胞が強固で抵抗力もあるため、むしにとっては非常に食べづらい。なので弱っている野菜を好んで食べ、野菜を土に返す分解者としての働きもしています。

まったく別の人の話で、野菜は枯れる際に、自分を食べてもらうようむしに呼びかけているという話を思い出しました。

真偽はさておき、自分の畑で昨年育てたインゲンマメが、収穫時期を超えて終わりを迎えると急にむしがたくさん付き、枯れ始めたのを見て妙に納得したのを覚えています。

こうすることで、役目を終えた植物が土に還り、循環していくのでしょうか。

自然の循環は奥深くて本当におもしろいです。

自分もその自然の一部として、できるだけ不自然じゃないかたちで関わっていきたいなと思います。

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