囲碁に興味を持って学び始めて10年以上経ちました。現在、1局打ち切ることもむずかしい程の級位者ですがそれでも囲碁を知るのが楽しい。そんな不思議が魅力があります。
囲碁の石を見てるだけで癒される
囲碁の石が置いてある様を眺めてるだけで不思議と落ち着く瞬間があります。
どうしてか自分でもよくわかりません。
例えるなら絵画を眺めたり、綺麗な写真を見てるのと同じような感覚でしょうか。
そのせいか、そのおかげか、囲碁の仕組み自体に興味があるのですが対局することに重きを置いていません。
見てれば癒されるので、初心者用の解説動画を好んで視聴しています。
たまに本を買って理解を深めたりもします。
囲碁の奥深いところ
将棋と違い囲碁の石一つ一つに優劣はありません。すべて歩のようなものです。
ではどうやって優劣をつけるのか。
一つは数です。個々に優劣がない以上、数が多い方が単純に優勢になります。
相手の石に対してたくさんの自陣の石で囲む。これが基本です。
単純に物量の差が戦力に響きますが、これを覆す要素があります。
それが石の形です。
石で絵を描くように、石をどのように置くかでその石たちの性能が変わります。
たった二つ石を置いただけなのに、守りに特化した置き方をすると、相手の石にたくさん囲まれても(ある程度は)平気な場合があるのです。
反対に攻撃の特性が出る置き方もあります。二つの石を、将棋の桂馬の動く前と動いた後の位置にそれぞれ置いてみます。
「攻めはケイマ」と呼ばれる形で、相手を攻め立てるときに使われる形です。
このように、石の置き方、置いた石の形によって攻撃や守りの特性が出るのがとても魅力的で奥深いです。
10年以上初心者のまま
前述した通り、石を眺めてると落ち着く瞬間があるのと、囲碁の仕組みを垣間見るのが好きなので対局することや強くなることにそれほどこだわりがありません。
もちろん対局すればもっと世界が広がるのは明白ですが、今のところ特にしていません。
野球の観戦のような感覚に近いのかな。
きっかけがあれば自分でプレイするかもですが、いまのところたまに眺めているだけで充分癒しを享受できるのでそれで満足しています。
気がつくとこのスタイルのまま10数年経過しました。
見てるだけとはいえ、一応ほんの少しずつ理解、成長はしています。成長スピードはかなりのゆるやかさ加減です。
早く着くことを目的にしていない
先日半年で初段になった人の記事を目にしました。
10年以上ゆるやかに成長してる自分からすると半年で初段になるなんてとんでもないスピードです。
でもそれでいいのかなと思います。
早く着くことを目的にしていない。ゆっくり景色を楽しみながら歩いているようなものだから。
ここ最近少し「おっ」と理解できるところが広がる感触を得ました。
自分の中で変化が起きたら対局に興味が出るかもしれませんし、そのときそのときの楽しみ方に身を任せています。
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