畝作りのコツを伝授!画像付きで丁寧に解説

畑の知識庫

野菜を植えるのに畝作りが必要って聞くけど、どうやって作ったらいいの?

この疑問は畑を始める際に誰もが通る道だと思います。

私自身もそうでした。始めた当初、畝とはなにかを調べながら見よう見まねで畝作りをしました。

そのときに得た教訓やこれは知っておいてよかったと思う部分を抜粋してお伝えします。

画像付きで説明しているので、初心者の方にもどのように畝を作るのかイメージしやすくなるでしょう。

2023年に貸し農園で畑を借りてこれまでたくさんの野菜を育てる、畝作りをしてきた経験から、実際にやってきたやり方を画像付きでていねいに解説していきます。

事前の土の準備

事前に土に肥料や石灰を混ぜてあります。

土の準備である肥料や石灰まく理由、土作り全体の解説はこちらをどうぞ。(どうして畝が必要なのかもそちらで解説しています)

関連記事 畑の始め方を解説。まずは土作りから始めよう!

畝作りの大まかな流れ

最初に全体の流れを解説します。

まずはひもをくくりつけた棒を準備し、メジャーで土の幅をはかり、棒を立てていきます。

太い幅が畝の野菜を植える部分で幅60cmあります。

このせまい幅は35cmほどで、ここが農作業をする際の足場になります。これからこの部分をクワで掘っていきます。

このように、作業する際の足場や通路になる部分をクワで堀りながら後退していき、掘った土を内側(写真右側)に乗せていきます。

こうすることで、土に高低差ができ、土が高いところが畝、土の低いところが通路になります。

うねを四角で囲むように掘っていき、一周したら再度掘った部分を整えたり、畝の盛った土を平らにきれいにしたりと整地していきます。

だいたいこんな感じでしょうか。

かたちのキレイさを凝り出すといつまで経っても次の畝に進めないので、ほどほどで切り上げます。

畝作りのポイント

次に、いくつかポイントを解説していきます。

用意する道具

・クワ

・適当な棒、または支柱

・ひも

・メジャー

畝の幅は60cm、通路の幅は30cm

畝の幅は家庭菜園なら60cmが基本と多くの方が推奨しています。

成長すると横に広がる野菜は70cm以上が望ましいこともありますが、あまり広いと作業をする際に通路から中心まで手が届かないなど、弊害もあるため、初心者は60cmで始めるのが無難です。

ちなみに私はすべての畝幅を60cmで育てていますが特に大きな問題を感じたことはありません。

通路の幅は30〜40cmほど取れば充分でしょう。

最初の一回目は、しっかり測ってやる

私の畑のように、いちいち通路幅を35cm測って棒を立て、そこから畝幅60cmを測り、棒を立てて、また通路幅を・・・と繰り返す作業はけっこうめんどくさいです。

しかし初めての畝作りはしっかり測って棒を立てる(目印をつける)ことをおすすめします。

実体験なのですが、畑の上での目算は当てになりません。

まっすぐ掘ってるつもりでも平気でズレますし、しっかり測って立てた棒のひもが示す直線が人間の目から見ると少し斜めに見えたり。

あと、メジャーで測って棒を刺すときも、土の上でわかりにくいのでおおざっぱにやると5cm以上平気でズレます。

せっかく測ってるので、棒を立てる瞬間はできるだけズレないように気を使いましょう。

※面倒に思うかもですが、最初の一回目だけですので。

二回目以降は最初に作った畝が残ってそのまま再利用したり、形がある程度残っているので目算で作り直しをしたりと、測ることなく手早く行えます。

事前に畑の幅から逆算して作業に望む際に、すこし余裕を持って作るといいです。

私の場合、通路幅が40cm、畝幅が60cm、畝4つ分で畑の幅ほぼぴったりの計算でした。

あまりにぴったりでズレて足りなくなる場合にそなえ、通路幅は35cmにして作りました。

畝幅は減らしたくないので通路幅を少し減らしたのです。

二回目の畝作りは不要。もしくは目算で手早く作り直し。

一回目の畝作りで育てた野菜の収穫を終えた後、畝はそのまま形を保っていることが多いです。

人によって再利用するかどうか意見がわかれるところですが私はそのまま使っています。

形が崩れて畝の高さが低くなってる場合は作り直しますが、その際の畝作りは目算で行います。

土が真っ平で基準がなかった一回目とは違い、畝の形が残っているし、隣の畝からの位置で把握しやすく、大きく距離を間違うこともないので。

目算での作業は一回目のていねいに測って作業したときとくらべて作業時間が格段に早いです。

奥行き4mの畝一つ、15分〜30分ほどくらいでしょうか。

一日で何個もさくさくと作って種まきの準備を終えたのを覚えています。

まとめ

今回、畝作りのコツ、ポイントについて解説しました。

通路の部分をクワで掘りながら中央に土を乗せていく、という単純な作業ですが

・一回目はしっかり測って作る。

・二回目以降(来季の畝作り)は、形が残っていることと、隣にしっかりと測って作った畝があるので位置関係を把握しやすく目算で手早くできる。

・形が残っていたらそもそも作り直しの必要もなく利用できる

これらのポイントを押さえておくことで、大きな失敗を未然に回避することができます。

掘って土を乗せる作業も、やっていくうちに要領がつかめてきます。人によってはかたちを作るのにこだわりすぎてしまうかも。

適当なところで切り上げることも大事です。

野菜を植えるための畝作り。しっかりとポイントを押さえてやっていきましょう。

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